歯にも脳にもよい行事「節分」
お知らせ なかや
こんにちは、歯科医院なかやのAです。
前回はお正月のお節料理を話題にしましたが、気が付けばもう1月も終わり!
1年の12分の1が過ぎてしまったことになりますね💦
年をとるごとに、時の流れの速さが増して感じられます…
2月になるともう節分、そして立春。
暦の上ではもうすぐ春ですね🌸
この冬は寒さが厳しくなく、大人にとっては過ごしやすく良かったのですが、子供たちは雪遊びができず、少々物足りないようでした。
さて、今年の節分は2月3日(月)、恵方は西南西ということです。
皆さんはご家庭で豆まきをされたり、太巻きずしを召し上がられるのでしょうか?
節分の豆まきは、火で邪気を払った「福豆」を年の数だけ食べることで身体に幸運を取り込み、健康で幸せに過ごせますようにと願う風習ですが、古くは古代中国の習わしが発祥のようです。
これに対し、恵方を向いて家内安全などの願い事を思い浮かべながら、巻きずしの丸かぶり(丸かじり)をする風習は、江戸末期から明治初期にかけての大阪に起源があるようです。
巻きずしを切らずに丸ごと一本食べるのは、縁を切らず、お寿司に巻き込んだ幸運をまるごと身体に収める、という意味が込められているとのことです。
この、のり巻きの丸ごと食べ、実はとっても顎の発達に良いのです!
大きな口を開けてかぶりつき、前歯で食いちぎり、さらに奥歯でモグモグとよく噛むという一連の動作が必要になるからです。
先日「硬いものを噛むことによって子どもの顎の発達が促され、それがよい歯並びにつながる」とお伝えしたように、太巻きずしを丸ごと食べることも顎の運動になります。
節分の恵方巻に限らず、一年を通して時々楽しめるといいですね♪
子どもの頃、「よく噛むと頭がよくなる」と言われませんでしたか?
これはよく噛むことで顎の周りの血流が促され、脳への血流もよくなるため、頭がよくなるということのようです。
ホリスティック医学を提唱されている、かの帯津良一先生も、噛む動作を繰り返すことで大脳皮質が刺激されることや、前頭前野からの脳内伝達物質の分泌がよくなることで、脳の健康につながると説いていらっしゃます。
昔の人は噛むことと脳への刺激を結び付けて頭がよくなると言いましたが、これは子どもの脳の発達に良いだけでなく、私たち大人にとっても、認知症予防につながるなどの良い効果が期待されますね。
帯津先生はこの他にも、よく噛んで食べることには以下のような様々な効用があるとおっしゃっています。
1、食べ過ぎを防止する
2、唾液が増え、歯周病などの予防につながる
3、口の周りの筋力が鍛えられる
4、血糖値の上昇がゆるやかになる
もちろん楽しく食べることが大切ですが、食事を楽しみながら、噛むことも少し意識できたら最高ですね♪