オリンピックと歯科 ― アテネ五輪金メダリスト、室伏さんインタビュー
お知らせ なかや
皆さん、こんにちは、歯科医院なかやです。
東京オリンピックの開催まであと半年を切りましたね。
世界各地から集まったアスリートたちの熱戦を、楽しみにしていらっしゃる方も多いのではないのでしょうか。
東京2020組織委員会のスポーツディレクタ―を務められる、元男子ハンマー投げの選手、室伏広治さんのインタビューが新聞(日歯月報、2020年1月1日付)に掲載されていました。
室伏さんは皆さまご存じのように世界のトップアスリートとして長年活躍し、現在は研究者・指導者として科学的にスポーツに携わっておられます。
日本歯科医師会の会長との、歯科とスポーツについての長い対談だったのですが、その室伏さんの声の一部を皆さまにもご紹介しますね♪
小さい頃から歯磨きはキチンとしていたという室伏さん、
「歯が悪いと睡眠障害になったり、食事もおいしく食べられなかったり、何より笑顔でいられなくなりますね。メンタル的にも余裕がなくなります。歯の検査は、健診も含めてやはり定期的に受けた方がいいと思います。」
実際、オリンピック日本代表選手は、ナショナルトレーニングセンターでメディカル・チェックを受けるようになっているということで、室伏さんが日本代表になってからの歯の状態のデータは、ぜんぶそこに残っているとか。
(室伏さんが後輩を指導する際に歯のメンテナンスについてアドバイスされますか?という質問に)
「やはり痛くなってからでは遅いので、定期的にシーズンオフ等の間にメンテナンスに行くよう勧めています。」
「歯の痛みが出てくるとやっぱりそれが気になって、もう競技どころじゃなくなりますから(…)歯の健康、オーラルケアは大事だと思います」とも。
皆さんも経験あるかもしれませんが、少しの痛みがあるだけでも、気が散って集中力がダウンしてしまうもの。
競技中、試合本番に歯の痛み!となったら、大変ですよね。
スポーツドクターに比べると、スポーツデンティストはまだまだ認知度が低いのが現状ですが、東京オリンピックでも日本歯科医師会が協力し、選手設置歯科診療所、競技会場での事故対応など、サポート体制を整えているそうです。
スポーツと歯科、今まで意識されたことがない方も多いかもしれませんが、オリンピックにもこうして歯科が関わっているのです♪