歯の生えてくる時期は?生え変わりは?
お知らせ なかや
皆さん、寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
歯科医院なかやには、お子様のご来院も多くあります。
(女の先生は、お子さんに恐怖心をあまり与えずに済むためでしょうか?!)
その中で時折、赤ちゃんのお口や歯についてのご相談もいただきます。
歯がなかなか生えてこないけれど…と心配されてご来院いただくことも。
赤ちゃんの歯は、個人差がありますが、一般的には生後3~9か月の間に生えてきます。
生まれたときにすでに歯が生えていることも稀にありますし、逆に1歳過ぎてからゆっくり生えてくることもあります。
このように歯の生える時期は、赤ちゃんによりかなり個人差がありますので、早くても遅くても心配はいりません。
その後3歳ごろにはすべての乳歯が生えそろい、全部で20本になります。
そして5歳半~6歳ごろになると、今度は永久歯への生えかわりがスタートします。
およそ12歳くらいまでに全ての乳歯が抜け、永久歯に変わります。
永久歯は全部で32本ですが、そのうちの親知らず4本は生えてこない人もいます。
生えても抜いてしまう場合もあるため、大人の歯は人により28~30本となります。
永久歯への生え変わりの時期についても、大きな個人差があります。
7歳ぐらいまで全く歯が生え変わらないというお子さんもいますので、ゆっくりでも心配はいりません。
また一般的に、男の子よりも女の子の方が早く生えわる傾向があります。
それでももし心配な場合は、6歳以降を目安に、レントゲン写真を撮って永久歯を確認することもできますので、ご相談くださいね。
生え変わりの時期に大切なのは、やっぱりハミガキ!
乳歯は永久歯と比べて柔らかく、汚れがつきやすい性質があります。
そして変わって生えてきた永久歯も、最初の2~3年間は歯質そのものが未成熟です。
つまり、とてもむし歯になりやすい時期なのです。
その後、だ液の中のカルシウムなどのミネラルが少しずつ歯に入り込んでいくことで、だんだん通常の永久歯の硬さと強さになっていきます。
ですので生えかわりの時期は、これから一生使い続ける永久歯を守るためにも重要な時期なのです。
子どものころに、歯磨きの習慣をきちんと身につけられたら、きっと一生の宝物になりますね♪
そして永久歯の生えそろう10~12歳ぐらいまでは、仕上げ磨きも続けることが理想です。
永久歯が生えそろうまでは、大きさの違う歯が混在して段差ができやすくなっているため、歯が磨きにくい状態になっています。
つまり、磨き残しができやすい状態です。
唾液分泌が減ってむし歯リスクの高まる就寝前は特に、仕上げ磨きをしてあげたいものですね。