秋の身体とお口の健康
お知らせ なかや
暑い夏になったと思ったら大雨が続き、そしてその後にまた残暑が厳しい日が続きましたね。
まだまだ暑さは残っていますが、もう秋分。
残念ながら、楽しみにしていた中秋の名月はお天気に恵まれませんでしたが、あちこちから虫の音が聞こえ、朝晩は大分肌寒く感じることもありますね。
秋口は、暑い夏の疲れからくる症状が出てきやすいですね。
皆さんはお体の不調ありませんか?
疲れをとるためには十分な睡眠、栄養バランスの良い食事が大切ですが、夏の間は熱帯夜による睡眠不足や、暑さによる体力低下があり、食欲も落ち気味だったのではないでしょうか。
実は、夏の疲れは身体だけではなく、お口の中の環境にもダメージを与えているのです。
夏は汗をかくので体内の水分が不足しやすく、唾液の分泌量も減少するためにお口の中もネバネバし、乾燥した状態になります。
唾液が少なくなると、本来唾液によって洗い流されるはずの舌苔(舌の表面についた汚れ)が残りやすくなります。
また、夏バテで免疫力が低下するとお口の中の細菌が活発になります。
このような状態が口臭を招いてしまうこともあります。
また免疫力が弱まると、歯や歯ぐきの痛みや腫れを引き起こし、歯のトラブルにもつながります。
口腔環境の悪化とともにむし歯や歯周病などの進行を早めてしまうのです。
歯周病はあまり自覚症状がなく、気づかないうちに進行してしまうこともありますので、体が疲れているな、夏バテの余韻がまだ残っているなと感じたら、意識して噛む回数を増やし、唾液の分泌量を高めるとよいですね♪
これまでも何回か触れてきたように、唾液腺のマッサージも効果的ですよ。
どうかこの秋も、体調にお気を付けてお過ごしくださいね。