歯と口の健康週間 6/4~10
お知らせ なかや
6月に入り、大分蒸し暑さが増してきましたね。
今日は雨。
気温や湿度が高くなると、食欲も落ちがちですが、しっかり食べて健康を維持しましょうね♪
そのためには「歯」がとっても大切です。
そして今日、6月4日から10日までは、歯と口の健康週間!
健康で丈夫な歯をキープするためには、よく噛んで食べることが大切です。
卑弥呼の時代(弥生時代)は1食で噛む回数が3,990回だったのに対し、現代の食生活ではなんとその6分の1以下の620回しか噛んでいないのです!
弥生時代の献立の例として挙げられるのは、玄米(もち米)、ハマグリのうしお汁、鮎の塩焼き、長いもの煮物、魚の干物、ノビル、もろみ、クルミ、栗 など。
現代よく私たちが口にするものには、ロールパン、コーンスープ、ハンバーグ、スパゲッティ、ポテトサラダ、プリン など、軟らかい食べ物がたくさん…
軟らかく食べやすい料理や加工食品が増え、昭和初期の頃の食事と比べても、噛む回数は半分になってしまっているようです。
よく噛むことにはメリットがたくさん!
「ひみこのはがいーぜ」(卑弥呼の歯がイーゼ)と覚えてくださいね♪
ひ → 肥満防止:よく噛んでゆっくり食べると食べ過ぎを防ぐことにつながります。
み → 味覚の発達:食べ物の形や固さを感じ、味がよく分かるようになります。
こ → 言葉の発音がはっきり:口の周りの筋肉を使うことで、あごが発達し、表情が豊かになったり発音がきれいになったりします。
の → 脳の発達:脳に流れる血流量が増え、発達につながります。
は → 歯の病気予防:噛むと唾液が多く分泌され、むし歯や歯周病の予防になります。
が → がん予防:唾液に含まれる酵素は、食品中の発癌物質の作用を抑えてくれます。
い → 胃腸の働きをよくする:消化を助け、胃腸の働きを活発にします。
ぜ → 全身の体力向上・全力投球:丈夫な歯とそしゃく力があると、運動するときなどにしっかり歯を食いしばり力が出せます。体が活発に動くと、仕事や遊びにも集中できます。
普段の食事をちょっと意識して、噛みごたえのある食材を取り入れたり、切り方・調理の仕方を工夫してみてはいかがでしょうか。
たくあん、さきいか、ニンジンなどの生野菜、ナッツなどの食品を積極的にとったり、同じ食材でも、大きめに切ることで噛む回数が変わってきます。
また、子どもさんには「ゆっくり食べようね」と声がけをしてあげることも有効です。
子どもにとっても大人にとっても、噛んでいることを意識しながら料理をよく味わい、食事を楽しむ機会を積み重ねていくことは、脳への適切な刺激につながります♪