歯周病予防で認知症対策!
お知らせ なかや
遅ればせながらですが、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
何かと慌ただしい師走があっという間に過ぎ、お正月は少しゆっくりされましたでしょうか。
2021年が始まりましたね。
今年は丑年。
牛歩のようにゆっくりとではあったとしても、着実に歩みを進めていく1年にしたいと思っています。
新年初の今日は、昨今新たに分かった認知症と歯周病の関係について、お伝えしたいと思います。
認知症には誰でもかかりたくないもの。
ご本人にも、介護されるご家族の方にも大きな負担がかかりますね。
でも平均寿命が高齢化するにしたがい、認知症疾患にかかる方も増加しています。
その認知症に、お口の病気、歯周病が認知症と大きくかかわっているのです。
認知症の7割を占めるアルツハイマー症は、アミロイドベータなどの異常なたんぱく質が脳に蓄積することが、発症や進行につながるとされています。
九州大学の准教授らの発表によると、歯周病菌が体内に侵入すると、脳内に溜まったアミロイドベータが10倍になるとの実験結果がでました。
つまり、歯周病の予防や治療によって、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性があるのです!
歯周病は国民病とも呼ばれるほど、有病率が高い病気。
30代以上では、3人に2人の歯周組織に所見が見られ、年代が上がるに従って症状が進行した人の割合が増加し、
対象となる歯を喪失していく70代ごろまで、その傾向は続きます。
しかし歯周病は、初期の段階では自覚症状があまりなく、自分でチェックするのも難しいため、自分が歯周病であると気づかない人も多くいます。
知らず知らずのうちにかかってしまい、進行していくところが、歯周病の怖いところなのです。
今年はお口の健康だけでなく、脳や全身の健康のためにも、定期チェックと歯周病の予防・治療をおススメします♪