むし歯が多い人の『悪食習慣』
お知らせ なかや
気持ちの良い季節ですね。
皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか?
今日は、日刊ゲンダイに掲載された記事から、むし歯が多い人に共通する『悪食習慣』
についてお伝えしたいと思います。
埼玉県比企郡の小峰歯科医院の院長、小峰一雄先生は、むし歯をつくりやすい食事の習慣をやめることを提案されています。
まず第一に、血糖値スパイクが起こらないように気を付けること。
『血糖値スパイク』ってお聞きになったことありますか?
血糖値は通常、食事によって上昇し、通常は緩やかに下降し通常の状態に戻りますが、この値が食事後に急上昇した後、急降下することを血糖値スパイクといいます。
血糖値の急激な変動は身体全体に負担となりますが、血糖値スパイクによってむし歯のリスクも高まってしまうのです。
血糖値スパイクを招く原因は『早食い』と『炭水化物』です。
小峰先生によると、むし歯の患者さんの多くはラーメンや丼ものが好物とのこと。
大量の炭水化物をかき込むようにして食べると、血液中にブドウ糖が急激に流れ込み、血糖値が急上昇してしまいます。
したがって、血糖値スパイクを起こさないためには、ゆっくりとよく噛んで食べること、そして食べる内容にも注意して、炭水化物を控えめにするのがよいようです。
ベジファーストという言葉を耳にした方も多いかもしれませんが、食事をする際に野菜から先に食べることで、血糖値の上昇をゆるやかにすることもできますね♪
また、食べる回数もむし歯に関係してきます。
むし歯になりやすい方は、『食べる回数』が多いことが多々あるようです。
1日3回の食事に加え、おやつ、夜食も加えると1日5食、という方もいらっしゃるかもしれませんね。
食べる回数が多くなると、その分血糖値スパイクが頻繁に起こる可能性がありますし、お口の中が酸性に傾く時間も長くなってしまいます。
小峰先生によると、本来人類は1日1食だったとか。
食べたり飲んだりするのに適した時間は正午から午後8までなので、この時間帯に食事を1回
とるのが理想のようです。
さらに、夜8時以降の食事はダイエットだけでなく、歯の健康に対してもマイナスとのこと!
小峰先生ご自身は、基本的に1日に1食の生活を心がけているそうです。
夕食に炭水化物を控えた魚ややさい中心の食事をとり、腹8分目に抑えて夜8時以降はなるべく飲食をしない。
それに加え、月曜日は『プチ断食』を行っている小峰先生。
なんと断食の効果は、『むし歯がよくなる』『歯周病の予防になる』ということですので、ぜひ試してみたいところですね♪